連続移動床式ろ過装置は、ろ材の洗浄とろ過処理を同時に行うため、逆洗で装置を止めることなく24時間連続して処理を行えます。
　逆洗ポンプが不要なので電気容量が小さくて済み、処理水の有効利用できます。
　濁度や浮遊物質の多い水に対応でき、凝集沈殿処理と比べ凝集剤の使用量が少なくて済み、ろ過設備の前処理や排水処理設備等で使用されます。

　圧力式ろ過装置は、高いろ過速度でのろ過や大きなろ過抵抗でも処理できるよう処理性能を向上させるため、ろ過塔内に圧力をかけてろ過を行う装置です。
　逆洗を含めた全ての工程は、全自動のため維持管理が容易で、特殊な集水方式を採用しているためにろ過層内のショートパスがありません。
　使用目的によりろ材を選定することで、除濁だけでなく除鉄・除マンガン処理も可能です。

　重力式ろ過装置は、洗浄に必要な逆洗水を装置上部の水槽に保有しているため、逆洗ポンプを必要とせず洗浄を行なうことが出来る装置です。
　自動弁を使用せず各行程を自動で行なうことも可能であり、維持管理も容易です。

　圧力式活性炭吸着装置は、吸着塔内に粒状活性炭を充填し原水を下向流で通水することにより、通常の浄水処理では除去しきれない色度・臭気・有機物などを除去する装置です。